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新入社員が入社後に感じた「能力のギャップ」とは?(2019年7月 マイナビ新入社員意識調査より)

2019年10月18日更新

ギャップイメージ

新入社員が入社して、半年が過ぎようとしています。
仕事にも慣れ、イキイキと活躍している新入社員もいる一方で、
伸び悩み気味の新入社員も見受けられるのではないでしょうか。

ここで、実際に新入社員が仕事や能力について、どのような悩みを感じているのかを、
「マイナビの調査」データを元に探ってみたいと思います。
今回ご紹介するデータは、2019年7月にマイナビが実施した「2019 年マイナビ新入社員意識調査 ~3カ月後の現状~」(有効回答数1,895名)のものです。

社会人の「厳しさ」を実感した理由は?

本調査で「社会人になってどう感じたか」という問いに対して「想像していたよりも、厳しかった」「想像していた通り、厳しかった」と、答えた新入社員が全体の59%を占めました。さらに加えて「厳しかったと感じるのは、どんな時か」という質問をしたところ、次のような回答結果が得られました。


出展「2019年マイナビ新入社員意識調査~3カ月の現状~」

「能力・スキル不足を実感した時」が75.2%で第1位、第2位が「仕事内容が困難だと感じた時」で35.7%、第3位が「人間関係の困難さを感じた時」で32.2%となっています。2018年と比較してみると、2位、3位が入れ替わっているものの、ほぼ同様の傾向と言えるでしょう。

1位の「能力・スキル不足」ですが、他の質問項目での「入社後に感じたギャップ」における、第1位「思っていたより自由に仕事ができる」と合わせて考えてみると、「自己裁量」を与えられているが故に、自身の「能力・スキル不足」を感じてしまう場面が多い、と考えられるかも知れません。この「能力・スキル」について、もう少し見ていきましょう。

研修でもっと学びたかったことは


出展「2019年マイナビ新入社員意識調査~3カ月の現状~」

こちらは「(実際に仕事をしてみて)新入社員研修でもっと学びたかった」ことについての集計結果となります。第1位は「PCスキル」で37.2%。、第2位が「コミュニケーション」で23.8%、第3位が「仕事の進め方」で23.3%と続きます。こちらも2018年とほぼ同様の傾向にあります。スマホをはじめとするデジタル機器は身近にあり、触れることの頻度も多い世代と思えますが、ことビジネスでの使用となると普段使いとは勝手が違うのかも知れません。

「コミュニケーション」については、前述における「人間関係の困難さ」と合わせて考えてみると、組織内外での関係性構築に躓き、その要因が自身の「コミュニケーション」スキル不足と感じてしまっているのではないでしょうか。

今、自分に不足していると感じる能力は


出展「2019年マイナビ新入社員意識調査~3カ月の現状~」

最後に見ていただくのは、「(実際に仕事をしてみて)今自分に不足している能力」についてです。「計画力」30.4%で第1位。第2位が「主体性」で30.3%、第3位が「発信力」で25.6%となっています。「計画力」「主体性」ともに、先の「自己裁量(自由に仕事ができる)」と結びついています。「自身で提案内容を考えたり」「複数の仕事のスケジュールを組み立てたり」、「(指示を待つのではなく)自身で考えて動く」ことに悩んでいるのかも知れません。

また「発信力」も「自身の意見を外部に伝える」ということだけではなく「(仕事の進め方について)自身から先輩・上司に教えを請う」ということも含まれているかも知れません。

入社から半年という時期は、がむらしゃらに仕事を覚えていた頃を過ぎ、少し周りを見ることや、考える余裕が生まれてくる時期です。一方で、「不満」「不安」も生まれやすい時期とも言えます。この時期に、新入社員が「どこで悩み」「何に躓いている」かを把握することは大事なことです。本調査結果が、今後の「新入社員フォロー」、さらには次年度の「新入社員教育」の参考になれば幸いです。

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