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内定者研修で内定者の不安を解消!効果的なカリキュラムや取り入れたい内容を紹介

2021年05月19日更新

内定が決まってから入社までの間、内定者はさまざまな不安を抱えるものです。内定者の不安を軽減し、入社に向けてフォローするために行われるのが内定者研修です。今回の記事では、内定者はどのような不安を抱えることが多いのか、それを払拭するためにどのような内定者研修が有効なのかを詳しく解説します。

目次

内定者研修とは

内定者研修とは、入社前の内定段階において内定者が抱える不安や疑問を解消し、内定辞退の防止や入社後の早期戦力化に繋げる目的で行われる研修のことです。具体的には、内定先の会社に対する理解をより深めたり、ビジネスマナーなどを学んだりする研修が挙げられます。

内定研修はなぜ重要?

社会人経験の少ない内定者にとって、内定をもらってから入社するまでの期間は「社会人としてやっていけるか」「職場に馴染めるか」など、さまざまな不安や悩みを抱きやすいものです。

そのため、入社前に適切なフォローが行われないと、内定者は「本当にこの会社でいいのか」と不安に感じ、内定辞退につながるケースも考えられます。

実際にマイナビの調査(※1)によると、2021年卒業予定の内定者のうち87.1%にもおよぶ人が、内定者研修を希望していることが明らかになりました。このうちの半数以上が、内定者研修を希望する理由として「内定者同士の人間関係を深めたい」「入社予定先の職場の雰囲気を知りたい」などを挙げており、心理的な面のフォローをおこなう意味でも内定者研修は重要であることがわかります。

内定者が抱えやすい3つの不安

マイナビの同調査(※1.)によると、内定期間中に「不安を感じた」と回答した内定者は50.0%にものぼっています。

不安を抱く具体的な理由としては、「この会社できちんと務まるかどうか(36.0%)」「自分自身の能力やスキルに自信がない(25.9%)」などが上位に挙げられています。また「内々定者や社内の雰囲気・人間関係(7.2%)」を挙げる内定者も一定数いることから、内定者が抱える不安は以下の3つに分かれると考えられます。

会社への不安……「本当にこの会社で良かったのか」「実は会社のことをあまり良く分かっていないのではいか」という不安
仲間への不安……同僚や先輩社員、上司との人間関係への不安
自分への不安……「そもそも自分に仕事が務まるのか」「この仕事に向いているのか」という不安

内定者が抱えるこれらの不安を解消し、自信や期待に変えることで、内定辞退だけでなく早期離職の防止にもつながると考えられます。

新型コロナウイルスの影響を受けている2022年卒の内定者へむけて企業がフォローすべきことを解説します。
「コロナ禍において内定者フォローはどう実施すべき?2021年卒の調査データから読み解く」/HR Trend Lab

内定者研修の効果的な実施方法

内定者研修は、どのような方法で行えばよいのでしょうか? ここでは、とくに効果が期待できる3つの方法をご紹介するとともに、注目が高まっているオンラインでの研修についても解説します。

1. 仲間への不安を解消できるグループワーク

会社では部署やチーム単位で動くことも多いため、チームワークが重要となります。スムーズに部署やチームに溶け込んでいくためには、コミュニケーション能力が不可欠。そこで、グループワークを中心に内定者研修を実施することで、内定者が「チーム内で自分はどのような役割を果たすべきか」を考えるきっかけになります。

グループワークにもさまざまな種類がありますが、実際の業務を模した体験をしながら、初対面の内定者同士でもお互いを理解するために必要なコミュニケーションをとることができる内容がおすすめです。

2. 自分への不安を解消できるe-ラーニング

e-ラーニングの最大のメリットは、時間や場所を問わず学習ができ、内定者への負担が少ない点です。遠方からの参加者が多い場合もe-ラーニングによる学習が効果的といえるでしょう。マイナビの2021年卒学生就職モニター調査(※1)においても、20.3%の内定者がe-ラーニングによる学習を希望していることが分かっています。

e-ラーニングは、とくにビジネスマナーや業務内容に関わる知識習得などをおこなう場合に適しているでしょう。

3. 会社・仲間への不安を解消できる懇親会

グループワークなどの研修だけでは、内定者同士がお互いの個性や性格を知ることは難しい場合もあるため、内定者同士の懇親会も有効です。また、既存社員の雰囲気や会社の風土を体感してもらうためには、先輩社員を含めた懇親会もおすすめです。

懇親会の形式はさまざまで、テーマを決めて座談会を実施したり、自由にさまざまな人とコミュニケーションをとれる交流会を開いたりするケースもあります。

マイナビの同調査(※1)においても、内定者懇親会を希望する内定者の割合は51.6%(Web懇親会は34.0%)、先輩社員との懇親会を希望している内定者も27.9%にものぼっています。

オンラインの需要も高まっている

新型コロナウイルスの影響もあり、グループワークや懇親会をオンライン形式で開催する企業が増えています。マイナビの同調査(※1)においても、62.4%もの内定者がオンライン形式の研修を受講したいと回答しています。

e-ラーニングとは異なり、リアルタイムで複数人が参加してコミュニケーションをとれる点がオンライン研修の特徴です。

内定者研修に取り入れるべき内容

内定者の多くは「会社・仲間・自分」に対する3つの不安を抱えやすいと紹介しました。では、これらの不安を取り除くためには、どのような内容の内定者研修を実施すればよいのでしょうか。

業務のガイダンスや実務研修

実際に会社ではどのような業務を行っているかを紹介し、実務に求められる具体的なスキルを身につけるための研修です。会社がどのような活動を行っているのか、ビジネスの全体像をつかむことで、会社に対する疑問や不安を解消し、「この会社を選んだ自信」に繋げることができます。

また、業務に必要なスキルを身につけることで、「自分に仕事が務まるだろうか」という不安を解消することもできます。

なお、専門的な資格の取得が求められる業務においては、資格取得を支援する研修もおすすめです。

ビジネスマナー

挨拶や名刺交換の仕方、メールの送り方など、社会人に求められる基本的なビジネスマナーを学ぶ研修です。社会人としての基本的な作法や常識を身につけることで、「社会に出ることに対する不安」を取り除き、自信に繋げられます。

オンライン上で研修をおこなう場合には、Web会議ツールを利用する際のポイントや注意点などを取り入れてみるのも有効です。

コミュニケーションスキル

コミュニケーションの基本となる聴く姿勢や、物事を正確に伝える力、質問力などを身につける研修をおこなうことで、上司や同僚、先輩社員との人間関係を円滑にし、「仲間に対する不安」を取り除きます。

業種や職種を問わずコミュニケーションスキルは求められるため、内定者研修のように早い段階で行っておくのがおすすめです。

OAスキル

メールやチャットアプリの使い方はもちろん、ExcelやWord、PowerPointといった業務で使用するソフトウェアのスキルを身につける研修です。ビジネスマナーと同様、「社会人として仕事についていけるか」といった「自分に対する不安」を払拭するために有効です。

スマートフォンの普及によってパソコンの操作に不慣れな内定者もいることが考えられるため、内定者研修で基本的な操作方法を身につけてもらうことで新入社員研修もスムーズに進むことでしょう。

まとめ

内定をもらってから入社までの間、内定者は「会社」や「仲間」、「自分」に対するさまざまな不安を抱きやすいものです。適切なフォローを行わないと、内定辞退につながる可能性が高いため、内定者研修は極めて重要と言えます。

内定者研修には、グループワークや懇親会などさまざまな方法があり、目的に応じて使い分けたり、オンラインと組み合わせたりしていくことが効果的といえるでしょう。

内定者の不安を払拭し、自信と期待に変えることで、早期戦力化にもつながっていきます。「内定者のフォローまでを見据えて採用活動」と捉え、効果的な内定者研修を設計してみましょう。

<出典>
※1. 株式会社マイナビ:2021年卒 学生就職モニター調査 7月の活動状況

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