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企業文化とは?特長や根付くために必要なことを紹介

2020年06月15日更新

企業文化とは、企業それぞれが持つ特有の価値観や行動規範のこと。企業文化が広く根付くことで、社員にとっては同じ価値観・行動規範を共有する連帯感が生まれ、ある種の指針となってチームワークを良くする潤滑油のような役割をはたしてくれることが期待できます。この記事では、企業文化の概要やメリット、どのように醸成していくかなどを紹介します。

目次

企業文化について


企業文化とその特長について見ていきましょう。

企業文化とは?

企業文化とは、従業員と企業との間で共有している価値観や企業規範のことです。企業文化は、企業のこれまでの歩みや経営方針、実績などを積み上げていく過程で培われるもので、いわば代々の経営者たちの考え方、あるいは伝統とも呼ばれるものによって形成されていきます。さらに企業文化は、従業員が仕事をする上での「行動規範」にもなります。

また企業として活動していくにあたって、他企業や顧客といった周囲が抱く企業イメージが大切な要素であることはいうまでもないでしょう。企業文化が生み出す価値観や行動規範は、こうした企業イメージにも結びつくことから、企業活動へ与える影響が非常に大きいとされています。

しかし、企業文化には正解がありません。そのため、それぞれの企業に合った最適な企業文化を作っていくことが大切です。

企業文化の特長

企業文化とは、いわば企業と従業員の共通の指針といえます。企業と従業員が同じ方向を向くことで、従業員のチームワークが良くなり、企業全体の士気が高まります。また最適な企業文化を醸成できれば、従業員のモチベーションが高くなることはもちろん、個々のパフォーマンスの向上、離職抑制、経営の効率性アップといったメリットも。さらに離職が抑制されると、人材採用のコスト削減にもつながるでしょう。

企業文化を形成するために必要なこと


ここでは、企業文化を構成する8つの要素について解説していきます。企業文化を定着させるためにも、まずは必要なエッセンスを把握しましょう。

ビジョン(Vision)

「ビジョン(Vision)」とは、企業の理想や目標のことです。「理念」とも呼ばれており、企業文化の根源といえます。ビジョンがしっかりと定まっている企業は、それを達成するための価値観もうまく形成していくことができます。

簡潔明瞭で優れたビジョンは、従業員の意思決定の道標となり、ビジネスパートナーや顧客など外部からの支持も得られやすくなります。

果たすべき使命(Mission)

「果たすべき使命(Mission)」とは、事業を通じて成し遂げたいことを意味しており、企業活動をおこなううえでの基礎となる考え方のことをいいます。使命は、企業としての社会的な存在意義や存在価値にも大きく関わってきます。また社内へのメッセージ性も高く、企業文化を醸成される過程で重要な役割を果たします。

価値観(Values)

「価値観(Values)」とは評価基準のこと。企業にとってなにが重要でなにが重要でないかの価値を示します。そのなかでも中核的な存在の価値観は「コアバリュー」と呼ばれており、企業文化を構成する要素の中心となります。

ビジョンが企業の使命を明確に表現しているのに対し、価値観はビジョンを達成するために必要な行動様式や考え方について一連の方針を示しています。また、仕事の質や顧客への誠実さ、社内での言動にも影響を与えます。これらのことから価値観は、ビジョンと結びついたものにする必要があります。

また価値観は、多くの人に受け入れられなければ意味がありません。価値観で大事なのは、独創性ではなく、信ぴょう性です。

慣行(Practices)

「慣行(Practices)」とは、企業の中で「継続的」「日常的」におこなわれている行動や習慣のこと。ビジョンや価値観がどんなに素晴らしいものでも、企業の慣行に反映させなければ、企業文化を醸成することはできません。企業文化を醸成するためには、ビジョンや価値観を日々の業務の一つひとつに組み込む必要があります。

人材(People)

企業文化を築くには、ビジョンや価値観を共有してくれる人材が必要です。共有してくれる人材が多いほど、企業文化を揺るぎないものにできます。またこのような人材は、離職率が低いため、生産性の向上や経営の安定にもつながります。

ストーリー(Narrative)

「ストーリー(Narrative)」とは、企業が持つ歴史のこと。創業時の話、商品やサービスを生み出した経緯など、企業の歴史はさまざま。このようなストーリーが後々まで語られ、さらに現代の文化も取り入れられることで、企業文化はより揺るぎないものになるでしょう。

場所(Place)

「場所(Place)」も、企業文化を構成する要素です。そのため本社や支社を置く地域の特色に合わせた企業文化を作っていくことも大事。またオフィス内の環境も企業文化を左右することがあるため、場所に含まれています。

外部からの影響(Environment)

企業文化は「外部からの影響(Environment)」を受けて変化することもあります。たとえば企業を取り巻く状況が変化したときや、これまでのビジョンや価値観に変化が起きたときには、今後の企業の方向性を合わせて、企業文化を見直してみるのもよいでしょう。

企業文化の作り方


企業文化を構成する8つの要素を確認したところで、今度はどのように企業文化を作っていけばよいのかをみていきましょう。可視化と醸成の2ステップに分けてポイントを紹介します。

企業文化を可視化する

企業文化を作るにあたり、まずは自社の現状を把握しましょう。自社の現状の把握とは、従業員の考えを知ることです。「どのようなビジョンを望んでいるのか」「どのような価値観をもっているのか」「従業員の年齢や性別の構成比」などをアンケートや話し合いの場を設けて、確認していきましょう。

こうした調査をもとに、どのような企業文化を作りたいか定まったら、文章にして従業員や社外へ提示します。文字に起こすことで「従業員一人ひとりが企業文化を意識できる」「社外へアピールしやすい」といったメリットが生まれます。

企業文化の醸成

企業文化を醸成させていくには、社内制度や仕組みなどを見なおす必要があります。社内制度や仕組みを企業文化に沿ったものにすることで、日常的に企業文化を意識して行動してもらえるようになります。また、従業員に企業文化作成の背景を知ってもらうことも大事です。社員研修や社内イベントなどを実施して、自社の企業文化のことを深く理解してもらいましょう。

そして企業文化を根付かせるには、企業文化に沿って取られた言動の評価をおこなうことも必要です。そのため、企業文化に共感して業務をおこなう従業員を適切に評価できるように、企業文化作成と並行して、会社の評価基準を見なおすことも重要となります。

またオフィス環境の整備も、企業文化を醸成させるのに役立ちます。根付かせたい文化が実現しやすいオフィス環境にすることで、よりいっそう浸透しやすくなることが見込めることでしょう。

関連:「働きがいのある会社のカルチャーはどのように醸成されたのか?|freee株式会社様インタビュー」/HR Trend Lab

 

関連:「社員が働きがいを実感できる文化を醸成 | 株式会社コンカー様インタビュー」/HR Trend Lab

自社にとって最適な企業文化を作ろう

企業文化は、自社の目標や価値観、これまでの歴史などをもとに、自社にとって最適なものを作り上ることが重要です。社内で大切にしていることを言語化することで、従業員が共感できる企業文化をつくることができるでしょう。また、従業員が企業文化に沿って行動することにより、自社のブランディングにもつながるでしょう。

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