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対面型研修とリモート型研修の学習効果の比較からこれからの研修形態を考える

2021年01月06日更新

1960年代に人的資源論という考え方が提唱されて以降、日本においても、従業員を代替可能な部品ではなく、会社にとって重要な一つの財産(資源)として取り扱うという考え方が浸透してきました。

この観点から、日本企業における従業員に対する研修は年々拡大してきましたが、2019年に新型コロナ感染症(COVID-19)が世界的に大流行して以降、こうした社員研修を取り巻く環境は激変しました。多くの社員研修で取り入れられてきた集合研修などは対面型での実施が難しくなり、オンライン研修など、対面でないスタイルの研修が求められています。

本コラムでは、HR Trend Labで行われた調査をもとに、With コロナと呼ばれるこれからの時代にどのような研修プログラムが必要なのかについて考察していきます。


注目のトピック
1. これまで研修の実施形態としてもっとも多かった対面型研修がその他の研修形態より学習効果が高い

2. 同期型研修については、対面型研修の代替が可能とも考えられる

3. ただし、同期型研修にもいくつかの課題はあり、実施に際してはその部分に改良を図らねばならない

4. 非同期型研修は、対面型研修の代替は難しいものの受講しやすいという特徴を持っており、対面型研修・同期型研修とは違った形での運用を行うことが望ましい

5. 研修には個人の特性や状況によって向き不向きがあるので、研修を実施する際にはその点についても留意が必要

 

目次 【表示】

対面型研修とリモート型研修(同期型・非同期型)3つの研修形態と学習効果の調査

研修には大きく2つの分類があります。特定の時間・空間に受講者を集めて行われる「対面型研修」と、もう一方はインターネットを介して行う「リモート型研修」です。またリモート型研修は、同期型(例えば、オンライン研修など)と非同期型(例えば、オンデマンド研修など)に分けることができます。

同期型とは受講者が同じ時間にインターネットを介して研修を受ける形態で、非同期型とはインターネット上に掲載されたeラーニングなどの研修教材を、受講者が任意の時間・場所で再生する形態のことです。非同期型研修が受講に際して場所と時間の制限がないのに対して、同期型研修では時間についての制限があり、そういう意味で、同期型研修は、対面型研修と非同期型研修のちょうど中間のような研修形態だと言えるでしょう。

COVID-19によって大きな影響を受けたのは対面型研修で、その反面、一か所に人を集めないで研修を行うことのできるリモート型研修(同期型・非同期型)はその利便性も相まって注目を浴びることになりました。しかし、これらの研修は、対面型研修と同じような学習効果を持つのかについてはよく分かっていませんでした。

本コラムでは、HR Trends Labの調査結果から、対面型研修とリモート型研修(同期型・非同期型)の学習効果の違いについて記述し、対面型研修をリモート型研修と代替しても、受講者の学習に影響がないかについて考察します。

同期型研修の学習効果

オンライン研修などに代表される同期型研修の学習効果は対面型研修と比べてどうなのでしょうか?

同期型研修の学習効果について調査では、非同期型研修と比べて学習効果が高く、対面型研修に比べるとやや低いという結果が得られています。調査結果からは、対面型研修のほうが同期型研修よりも高得点だったのは7項目で、逆に対面型研修よりも同期型研修のほうが高得点であった項目が2つありました(残りの13項目は同程度)。

>>「対面型研修とリモート型研修の学習効果の比較からこれからの研修形態を考える」の続きはこちら

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